空売り業者シトロン、米当局が株価操縦で起訴
7月26日、米当局は空売り投資家アンドリュー・レフト被告と同氏のファンド、シトロン・キャピタルを起訴した。エヌビディアやテスラなど複数の銘柄の持ち高について、誤解を招く説明を行い、市場を操作し投資家を欺いたとしている。2009年7月、証券取引委員会(SEC)本部で撮影(2024年 ロイター/Jim Bourg)
Chris Prentice
[26日 ロイター] - 米当局は空売り投資家アンドリュー・レフト被告と同氏のファンド、シトロン・キャピタルを起訴した。エヌビディアやテスラなど複数の銘柄の持ち高について、誤解を招く説明を行い、市場を操作し投資家を欺いたとしている。
司法省と証券取引委員会(SEC)は26日、同被告がソーシャルメディアとニュース番組で自身の取引を宣伝した後、すぐに持ち高を反転させ2000万ドルの利益を上げたと指摘した。
司法省によると、レフト被告は2018年10月22日ごろ、テスラ株を買い、翌日ツイッター(現X)に「今期はテスラを買い持ち」と投稿した。しかしその数分後に半分以上について売り注文を出し、少なくとも100万ドルの利益を得た。
翌月には144ドル前後で取引されていたエヌビディア株が165ドルになるとの見方を示し、同株の買い持ちにしていると明らかにした。だが2時間も経たないうちに全株式を売却していたという。
レフト被告はまた、自身の持ち高に関する情報を公表する前に第三者に知らせ、報酬を受け取っていた。事前に通知を受けたヘッジファンドなどは、利益を上げたり損失を抑えたりすることができたという。
同被告の弁護士は「ここに犯罪はない」と述べ、争う構えを示した。「レフト氏はあらゆる法律を順守するために特別な措置を取ってきた。自分が真実でないと考える情報をレフト氏が公表したとは司法省もSECも主張していない」と指摘した。
法律の専門家は、同被告の有罪を立証するのは難しいかもしれないとの見方を示している。
米法律事務所デュナミスのロバート・フレンチマン氏「起訴状に記載されている行為のいくつかは、空売り業者の間ではごく普通のことだ」と述べた。
「ただし自分の持ち高やヘッジファンドとの関係、調査の情報源などについてうそをつくと、証券取引法に抵触する可能性がある」と語った。
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