米メディア大手パラマウント、スカイダンスと合併交渉入り=関係筋
4月3日、米メディア大手パラマウント・グローバルの取締役会が米映画製作会社スカイダンス・メディアとの独占的合併交渉入りを議論したことが、関係者の話で分かった。写真はパラマウントのロゴ。2022年1月撮影のイメージ写真(2024年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration)
[3日 ロイター] - 米メディア大手パラマウント・グローバルの取締役会が米映画製作会社スカイダンス・メディアとの独占的合併交渉入りを議論したことが、関係者の話で分かった。
傘下の映画大手パラマウント・ピクチャーズは米プライベートエクイティ企業、アポロ・グローバル・マネジメントから買収提案を受け取ったばかり。
パラマウント・グローバル株は3日の取引を約15%高で終了した。
同社のシャリ・レッドストーン会長はパラマウント・ピクチャーズ売却に後ろ向きな姿勢を示してきたが、世界的なエンターテインメント業界の不振により同社の時価総額は160億ドル余り減少し、1月に100億ドルを割り込んだ。
ブルームバーグは3日、パラマウントの支配株主でもあるレッドストーン氏が保有株をスカイダンスに売却する暫定合意に達したと報じた。スカイダンスがレッドストーン家の持ち株会社ナショナル・アミューズメントを買収する方向だという。
ロイターは1月、関係筋の話として、スカイダンスのデービッド・エリソン最高経営責任者(CEO)がパラマウントの議決権77%を握るナショナル・アミューズメント買収を検討していると報じていた。