[25日 ロイター] - 米物流大手ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)は25日、全米トラック運転手組合(チームスターズ)との労使交渉が暫定合意に至ったと発表した。これにより大規模なストはひとまず回避される。

UPSは約34万人の労働者を代表するチームスターズと5年間の暫定労働契約で合意。暫定契約は今後、組合員の合意を得る必要がある。

UPSが扱う荷物の数は1日当たり約2000万個と、米国内の小包輸送の約4分の1に相当。チームスターズは現在の契約が期限を迎える7月31日までに労使交渉が妥結しなければストに入ると警告していた。

チームスターズのショーン・M・オブライエン会長は声明で「UPSは交渉の結果、300億ドルの新たな資金を拠出することで合意した」と表明。UPSのキャロル・トメ最高経営責任者(CEO)は「競争力を維持するために必要な柔軟性を維持しながら、業界をリードする給与と福利厚生でUPSの正規、パートタイム従業員に報いる」と述べた。

米コンサルティング会社アンダーソン・エコノミック・グループ(AEG)は、UPSの労働組合がストに入れば、 損失は10日間で70億ドルを超えると試算していた。

バイデン大統領は、経済に数十億ドル規模の損失を与える可能性があったストがひとまず回避されたことから、「チームスターズとUPSがともに誠意を持って交渉し、UPSの操業停止を回避する暫定合意に達したことを称賛する」と述べた。

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