ニュース速報

ビジネス

ドル上昇、ユーロはECB理事会受け下落=NY市場

2021年04月23日(金)06時05分

ニューヨーク外為市場では、欧州中央銀行(ECB)がユーロ圏は現行の景気支援策が必要との見解を示す中、プラスの経済ニュースに反応し、ドルが主要通貨に対し上昇した。写真は2014年11月撮影(2021年 ロイター/Gary Cameron)

[ニューヨーク 22日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、欧州中央銀行(ECB)がユーロ圏は現行の景気支援策が必要との見解を示す中、プラスの経済ニュースに反応し、ドルが主要通貨に対し上昇した。

午後に入り、複数の関係筋の話として、バイデン米大統領が所得が100万ドルを超える富裕層に対するキャピタルゲイン課税の税率を39.6%と、現行の2倍近くに引き上げることを提案すると伝わったことも、リスクオフのドル買いにつながった。

終盤の取引で主要6通貨に対するドル指数は0.2%高の91.303。ユーロは0.2%安の1.201ドル。

ECBはこの日の定例理事会で、大規模な量的緩和の維持を決定すると同時に、政策金利も現行水準に据え置くことを決定。ラガルド総裁はパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の段階的な縮小について「時期尚早」とし、議論していないと表明した。

アクション・エコノミクス(フロリダ州)のマネジング・ディレクター、ロナルド・シンプソン氏は「欧州の新型コロナウイルス感染状況が改善するまで、ユーロの上値は限定される」と指摘。バイデン大統領の税率引き上げ案については、実現に向けて進み、米株が売られる事態になれば、ドルの阻害要因になると述べた。

エクスチェンジ・バンク・オブ・カナダの外為戦略部門責任者、エリック・ブレガー氏はバイデン氏の税率引き上げ案について、伝わった直後の影響は「それほど深刻なものではなかった」とし、「ECB理事会後の相場展開が続いた」としている。

米労働省が朝方発表した4月17日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は54万7000件と、前週の58万6000件から改善し、昨年3月中旬以来約1年ぶりの低水準となった。

次の焦点は連邦準備理事会(FRB)が27─28日に開く連邦公開市場委員会(FOMC)。超緩和的な金融政策の将来的な変更をFRBがどのように見ているのか、手掛かりを探ろうと注目されている。

暗号資産(仮想通貨)のイーサリアムは一時10%高。一方、ビットコインは約2%安の5万2800ドル。

ドル/円 NY終値 107.96/107.97

始値 108.02

高値 108.23

安値 107.95

ユーロ/ドル NY終値 1.2015/1.2017

始値 1.2050

高値 1.2069

安値 1.1994

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

トランプ氏、イラン核協議に「間接的関与」 合意に期

ワールド

豪中銀、2月利上げ後の金利見通し不透明=議事要旨

ビジネス

豪BHP、上半期利益が22%増 銅・鉄鉱石など好調

ワールド

北朝鮮、新築住宅の建設目標達成と国営メディア 党大
MAGAZINE
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
2026年2月24日号(2/17発売)

帰還兵の暴力、ドローンの攻撃、止まらないインフレ。国民は疲弊しプーチンの足元も揺らぐ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「目のやり場に困る...」アカデミー会場を席巻したスーツドレスの「開放的すぎる」着こなしとは?
  • 2
    オートミール中心の食事がメタボ解消の特効薬に
  • 3
    なぜ「あと1レップ」が筋肉を壊すのか...「高速パワートレーニング」が失速する理由
  • 4
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 5
    【銘柄】マイクロソフトの株価が暴落...「AI懸念」で…
  • 6
    「ヒンメルならそうした」...コスプレイヤーが消火活…
  • 7
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
  • 8
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 9
    フロリダのディズニーを敬遠する動きが拡大、なぜ? …
  • 10
    アメリカが警告を発する「チクングニアウイルス」と…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 3
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 4
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 5
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
  • 6
    【銘柄】マイクロソフトの株価が暴落...「AI懸念」で…
  • 7
    「ヒンメルならそうした」...コスプレイヤーが消火活…
  • 8
    がんは何を食べて生き延びるのか?...「ブドウ糖」の…
  • 9
    なぜ「あと1レップ」が筋肉を壊すのか...「高速パワ…
  • 10
    ビジネスクラスの乗客が「あり得ないマナー違反」...…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 6
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 7
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 8
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中