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ECB、必要なら一段の刺激策実施の用意=レーン専務理事
2019年07月10日(水)02時18分
[フランクフルト 9日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)専務理事兼首席エコノミストのフィリップ・レーン氏は9日、ECBには必要に応じて行動を起こす用意があり、インフレ率の目標達成に向けた手段を有していると述べた。
レーン氏は質問に対する回答をツイッターに投稿する形で「インフレ率をECBの目標に向けた軌道に維持するために、必要に応じて行動を起こす用意がある」とし、「ECBは政策ツールを有しており、これまでもさまざななリスクの根源にうまく対応してきた」と述べた。
ECBはインフレ率を2%に近いがこれを下回る水準とすることを目標としている。
レーン氏は、インフレ率は目標を下回り続けており、成長見通しにも下方リスクが存在していると指摘。マイナス金利を含む積極的な措置がインフレ率をECBの目標に押し上げるために最も確実な方法となると述べた。
また、ECBはリセッション(景気後退)は予想していないとしながらも、不確実性が長引いていることがECBの成長見通しに対する重しとなっているとの考えを示した。
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