そして、世界で初めて「顧客の1人1人が自分の好みにあったプロテインバーを作れる」ブランドとして、YouBarはスタートしました。"A Nutrition Bar Created by You, for You.(あなたが作る、あなただけのプロテインバー)"というキャッチコピーと共に。

――YouBarをスタートした当時(2006年頃)のエピソードは?

 YouBarをスタートさせた2006年当時、前述の通り、母と私の2人でビジネスをスタートさせましたので、カスタムメイドのプロテインバー作り、セールス、商品の発送、カスタマーサポートなど、YouBarのアイデア、ビジネスを進めるためにすべてのことを2人で行っていました。

 今では30名の従業員を抱える規模まで成長することができましたが、振り返ると毎日あれもこれも、としなければいけないことが山積みされた毎日を過ごしていたのを覚えています。

――YouBarというネーミングの由来は? またもし、何かロゴに込めたメッセージがあれば紹介をお願いします。

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 とりたてて、YouBarというネーミングの背景に秘密のメッセージ......はないのですが、シンプルに「あなたのために、あなただけのプロテインバーを届けたい」という想いから、「YouBar」というネーミングに決めました。

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――今、振り返ってみてYouBarのアイデアとビジネスを継続させるにあたり、最も困難だった出来事は何でしたか?

 私がYouBarを始めた当初、そもそも顧客たちは「自分が食べるもの(プロテインバー)をカスタマイズする」ということ自体に慣れていませんでした。なので、「顧客1人1人に、自分自身の好みに基づいたプロテインバーを注文できることの"価値"を説明し、理解を得る」ことが、当時最大の課題でした。

 商品を営業することも非常に大事でしたが、それ以前に私たちは、自分が好きな材料を選べること、自分が求める栄養成分を選べること、そして、自分が求める味を選べることの価値を顧客1人1人に伝え、その良さを知ってもらう必要があったのです。

 しかし、それは約10年前の話で、当時の私たちの顧客層はいわゆる「ベイビーブーマー世代」(1946年〜1964年に生まれた世代)でした。つまり、ベイビーブーマー世代にカスタマイズ商品を販売するためには、カスタマイズに慣れていない彼らに、その良さを説明する必要があったのです。

 それが今や、アメリカで最も購買意欲の高い世代は、「ミレニアルズ世代」(1978~2000年に生まれた世代)で、彼らはカスタマイズをすること、できることを当たり前に感じています。