[ニューヨーク 30日 ロイター] - 30日のニューヨーク外為市場では、これまで堅調に推移してきたドルに対し利食い売りが発生し、ドルは主要通貨に対し下落した。
終盤の取引でドル/円<JPY=>は0.4%安の120.66円で推移。日銀は30日の金融政策決定会合で追加緩和を見送ったが、会合の結果が明らかになった後にドルは120.29円まで下落。その後、日本経済新聞が政府が環太平洋経済連携協定(TPP)対策費用を含む3兆円の補正予算の編成を検討していると報じたことを受け、持ち直した。
ただ、米商務省が朝方発表した9月の個人所得・消費支出統計で消費支出の伸びが前月比0.1%と、8カ月ぶりの小さな伸びとなったことはドルの重しとなった。
ユーロは対ドルでやや上昇。ユーロ圏の景況感改善などが支援要因となり、ユーロ/ドル<EUR=>は終盤の取引で0.2%高の1.0993ドルで推移している。
主要6通貨に対するドル指数<DXY=>は0.3%低下の96.995。ただ10月全体では0.6%上昇と、2カ月連続での上昇となった。
BNPパリバ(ニューヨーク)の外為ストラテジスト、ワシーリー・セレブリアコフ氏は、「ドルはここ数週間は堅調に推移してきたが、米連邦準備理事会(FRB)が12月の会合で利上げに踏み切るかどうか、不透明感はなお払しょくされていない」と指摘。ドルに対する利食い売りが出やすい地合いにあったとの見方を示した。
この日は原油などの商品(コモディティ)価格が上昇したことで、資源国通貨が買われ、豪ドル<AUD=D4>は0.9%高の0.7129米ドル、ニュージーランドドル<NZD=D4>は1.2%高の0.6777米ドルとなった。両通貨とも過去3日間下落していた。
ドル/円 終値 120.60/64
始値 120.46/51
前営業日終値 121.12/13
ユーロ/ドル 終値 1.1005/12
始値 1.1023/27
前営業日終値 1.0978/83