フィリピンの「ルフィ」事件では日本人が日本人をだましていたが、グローバル詐欺事件では、中国人が日本人を使って日本人をだます。
読者の皆さんにも中国語で不審な電話がかかってきた経験があるかもしれないが、あれは在日中国人を狙ったもの。日本におけるグローバル詐欺の一端だ。かくいう私のところにも最近、知らない電話番号から不審な電話がかかってきた。
「中国語は分かりますか?」と中国語で聞かれ、私は日本語で「何を言っているんだ、この野郎!」と一喝して撃退した。今回、中国が取り締まりに本腰を入れるようになり、ミャンマー当局もその圧力の下、摘発に乗り出した。それでも撲滅は簡単ではなく、特殊詐欺は場所を変え続いていくだろう。
では、どうしたら被害を減らせるのか。最善の方法は私たちが簡単にだまされないようにすることだ。知らない番号には出ない、あるいは出ても相手にしない。世知辛い世の中に悲しくなるが、まず疑ってかかること。それが自分の身を守り、ひいては詐欺行為の減少につながる。
周 来友ZHOU LAIYOU
1963年中国浙江省生まれ。87年に来日し、日本で大学院を修了。通訳、翻訳、コーディネーターの派遣会社を経営する傍ら、ジャーナリスト、タレントとしても活動している。
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