目標は、保守党が醜態をさらしたここ最近の時期を、どうにかいい見せ方に繕うことだ。記憶を消すことはできないが、これから比較的政治状況が落ち着いて経済状況もそこそこ良い数年が続けば、いつかは今のこの日々も「一時の迷走」だった、そのほかの点では満足できる政府にたまたま起こったひどい1年だった、と思ってもらえるようになるかもしれない。
保守党にとっての問題は、この手法がジョン・メージャーの下で通用しなかったことだ。当時のイギリス経済は力強い成長を続け、財政は非常に健全(現在の政権では確実に達成不可能)だったにも関わらず。メージャー率いる保守党は労働党に大敗して13年間も政権を離れ、10年以上も「有害」な状態に陥った。そして、好調な経済を引き継いだおかげで政権を奪取した労働党が「経済に強い」との評判を得る羽目になってしまったのだ。
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