バンス米副大統領は26日、11月の中間選挙で最も接戦が予想される州の一つとなっている中西部ウィスコンシン州で演説し、共和党が下院での多数派維持を目指す中、痛烈な民主党批判を展開した。
同州プローバーを訪問し、バイデン前政権下で上昇し始めた物価については民主党が責任を負うべきだと主張。「民主党がアフォーダビリティー(価格の手ごろさ)について語るのを聞くのは、放火犯が火事について不平を言うのを聞いているようなものだ」と非難した。
またバンス氏は、トランプ米大統領が24日の一般教書演説で語った経済に関するメッセージを強調した。トランプ氏は同演説で、住宅価格や医療費、公共料金など身近な経済問題への取り組みをアピールした一方、多くの米国民が依然として食料費や住宅費の高騰に苦しんでいるという事実については言及しなかった。こうした中、民主党は経済状況に対する有権者の不満を利用し、下院奪還を目指している。
民主党全国委員会の広報担当アルバート・フジイ氏は「バンス氏は本日、ウィスコンシン州民のコストを押し上げ、雇用とヘルスケアを奪っているトランプ氏の有害な経済政策について、州民を欺こうとした」と述べた。
[ロイター]

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