表面化し始めた党内亀裂

共和党の結束に亀裂が見え始めたのは、マッシーがカリフォルニア州選出の民主党下院議員ロー・カンナと超党派で「エプスタイン・ファイル透明化法」を可決させようとした時だ。

ジョンソンはこの法案を採決にかけようとしなかった。そのためマッシーらは議長を迂回して法案を本会議にかける「ディスチャージ・ペティション(強制本会議上程の請願)」を活用することを余儀なくされた。ディスチャージ・ペティションは下院の過半数(218人)の署名が必要とされる手続きだ。しかしその請願成立まであと一票という時、ジョンソンはその一票となりうる民主党下院議員の就任宣誓を遅らせたとされる。

結果的に、法案は2025年11月18日、427対1の圧倒的多数で可決された。

昨年10月〜11月の連邦政府閉鎖が43日間と米国史上最長となったこともあり、この頃から議員たちの不満や不信感が表面化した。

トランプ支持者だったマージョリー・テイラー・グリーン下院議員は昨年11月、再選を目指さないと表明し、今年1月5日に任期を終えた。

離脱は単発ではなく、広がりを見せ始めた。

2月までに、共和党議員30人が再選を目指さない意向を表明した。ただし、2012年以降の記録によれば、引退する下院議員は毎年40人前後に上っており、特別に異常な数字ではない。

予備選さえ終われば