<反対の声を無視して、築120年の東棟を解体したトランプ米大統領。大広間建設に待ったをかけたのは──>
米共和党のジョージ・W・ブッシュ元大統領に指名された連邦地裁の判事が、トランプ政権が進めるホワイトハウス大改築に待ったをかけた。
首都ワシントン連邦地裁のリチャード・レオン判事が仮差し止め命令の発出を検討すると述べたのは、ホワイトハウスの東棟を解体し、その跡地に工費4億ドルの大広間を建設する計画だ。
この計画には歴史的建造物保存ナショナル・トラストが反対の声を上げ、議会の承認や本格的な環境アセスメントなしに施工されているのは違法だとして、大統領と複数の政府機関を相手取って訴訟を起こした。既に解体された東棟は築120年以上の歴史を誇る由緒ある建物だった。ホワイトハウスとその周辺の土地・建物は国立公園局の管理下にある。トランプによると、工費はグーグル、アマゾンなどテック大手をはじめ民間の寄付で賄い、納税者の負担はゼロで済むという。
レオン判事は審理終了までの仮差し止め命令について、数週間内に結論を出す意向だ。
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