イリノイ州マリオンで拘束されていた当時、彼は刑務所内への着陸を狙い、バーバラ・オズワルドにヘリコプターをハイジャックさせる計画に関与していた。しかし計画は破綻し、オズワルドは誘拐した操縦士によって射殺された。彼女の10代の娘ロビンも、一時的に収監されることになった。
マクナリーはいまも罪の意識を背負い続けている。「だからこそ、自分の話をする」と彼はピープル誌に語る。「バーバラとロビンの名誉を回復するためだ。2人とも犯罪に手を染めるような人間じゃなかった。私たちがだまして巻き込んだ」
現在、81歳となったマクナリーは過去の混乱とは無縁の生活を送っている。「93歳の姉の義母の世話をし、2匹の猫と暮らし、悩みもない」と彼は語る。かつてハイジャックされた便に乗務していた客室乗務員の1人とも、いまでは友人関係にあるという。
彼の物語は、ドキュメンタリー『American Skyjacker』として、AmazonプライムやApple TVなどの配信プラットフォームで公開されている。
手っ取り早く金を手に入れようとした過去を振り返りながら、マクナリーは犯罪に惹かれる人々に向けてこう語っている。「そんなバカげたことは忘れろ。今の時代、絶対に逃げ切れない。ちゃんと教育を受けて、クリーンに生きて、まともな仕事に就け」
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