「『オデュッセイア』よりも『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』の方が衣装デザインが優れているとか正気とは思えない」(@ann1pjo / X)

スレッズ(Threads)では、自身を「歴史愛好家」と称するユーザー「@savingsteve」が、「衣装に関して言えばすべてが間違っている。ヘレニズム期の鎧は色彩にあふれていた。それは地位の象徴であると同時に、実用性もあった。砂塵が舞う戦場では、視認できる範囲でしか軍を指揮できないため、鮮やかな色は誰がどこにいるのかを見分ける助けになった」と投稿している。

この投稿に対し、映画監督のギャヴィン・ブースが反応。「念のため言っておくが――そして、こんなことをわざわざ書かなければならないとは信じがたいが――ホメロスの『オデュッセイア』はフィクション作品だ」と返信し、8000件以上の「いいね」を集めた。

今作の衣装デザインは、『ブリジャートン家(Bridgerton)』や『オッペンハイマー(Oppenheimer)』で知られるエレン・ミロジニックが統括している。

ノーランは2023年公開の『オッペンハイマー(Oppenheimer)』でアカデミー賞を受賞しており、『オデュッセイア』も「傑作になる」との見方が広がっているが、主演級の俳優陣を揃え、文学史上最古の物語のひとつを映像化するという挑戦的な試みであることから、ネット上では議論の的にもなってきた。

もっとも、文学作品原作の映画作品が激しい反発を招きやすい風潮を考慮すれば、こうした反応は驚くに当たらない。

エメラルド・フェネル監督による『嵐が丘(Wuthering Heights)』や、アンディ・サーキス監督の『動物農場』(Animal Farm)といった今後公開予定の作品も、いずれも未公開の段階にもかかわらず、オンライン上ではすでに批判の対象となっている。

『オデュッセイア』は、2026年7月17日に全米で劇場公開予定。日本でも2026年の公開が予定されている。

【動画】「衣装がしょぼすぎる...」がっかりする人続出の『オデュッセイア』予告編