ホンジュラスの選挙管理当局は24日、先月30日の大統領選の結果、トランプ米大統領が支持する右派・国民党ナスリ・アスフラ氏(67)が勝利したと発表した。得票数が拮抗する中で手作業での再集計や不正の申し立てなどがあり、結果確定までに数週間かかった。
アスフラ氏の得票率は40.3%で、中道右派・自由党のサルバドール・ナスララ前副大統領の39.5%を上回った。与党の左派・自由復興党(LIBRE)の候補は3位だった。
結果発表を受け、アスフラ氏は「私は政権を担う準備ができている」とXに投稿した。だが、議会トップである与党LIBREのレドンド下院議長は、選挙管理当局の発表を「完全に法律違反で何の価値もない」とし、「選挙クーデター」と呼んだ。
トランプ氏は、実業家で首都テグシガルパの前市長であるアスフラ氏を支持し、同氏を「ホンジュラスにおける自由の唯一の真の友人」とし、投票を呼びかけていた。
また、アスフラ氏が勝利しなければホンジュラスへの米国の財政支援を打ち切ると脅し、同じくアスフラ氏の国民党に所属するエルナンデス前大統領に恩赦を与えた。前大統領は、麻薬密売と銃器使用に関する罪で米国で禁固45年の刑に服していた。
[ロイター]

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