クリミアはロシアにとって重要な戦略的要衝

ロシアは2014年にウクライナ領土のクリミアを一方的に併合。黒海に面したクリミア半島は戦略的要衝であり、セヴァストポリにはロシアにとって重要な「不凍港」の海軍基地を擁している。ただしウクライナは併合を認めておらず、同地を「一時的に占領されている」と表現している。

東部戦線でロシア軍がじわじわと進軍を続けるなか、ウクライナはあらゆる手段で抵抗を試みている。アメリカのドナルド・トランプ大統領は和平交渉の仲介を進める中で、「ウクライナは劣勢にある」とし、戦争終結のためには苦痛を伴う妥協を受け入れるべきだとウクライナ政府に圧力をかけている。

停戦交渉においてロシアは、ウクライナが支配を維持している地域を含む一部領土の放棄を求めているが、ウクライナ側はこれを拒否している。一方で戦後にロシアの再侵攻を防ぐため、ウクライナ国内に西側の平和維持部隊を駐留させるというウクライナと欧州側の提案は、ロシア側が拒否している。

和平交渉を自国有利に進めるためにも、双方による影響力拡大のための攻撃は今後まだ続きそうだ。

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