北極圏の刑務所で死亡した反政府活動家アレクセイ・ナワリヌイ氏(47)を追悼する動きがロシア各地に広がり、人権団体「OVDインフォ」によると400人以上が拘束された。

ロシア国内の政治的な動きでこれほど多くの人が拘束されるのは、ウクライナ侵攻を巡りプーチン大統領が出した部分動員令に対する2022年9月の抗議デモ以来。この時は1300人以上が拘束された。

OVDインフォによると、拘束者はナワリヌイ氏への支持が強かったサンクトペテルブルクとモスクワで最も多く、ウクライナとの国境沿いや北極圏にある小さな都市でも拘束者が出た。

ロシアの国営通信社はナワリヌイ氏を追悼する動きについては報じていない。

ロイターのテレビカメラは17日にサンクトペテルブルクで弾圧の犠牲者の記念碑のそばに集まった数十人の姿を捉えた。花やろうそくをささげ、聖歌を歌う人もいた。ロイターの記者は、歌が終わった直後に30人ほどが拘束されるのを目撃した。

ロイターのカメラはまた、モスクワで治安部隊が雪の中、人々を地面に縛り付けている場面を捉えた。その近くの場所にはナワリヌイ氏を追悼する花やメッセージがささげられていた。

ロイターは拘束者数を独自に確認できていない。警察はコメントを控えた。

[ロイター]
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