「多くの国が1~2年前に経験したこと」

CDCの広報担当者は本誌に対して、「CDCは中国の保健当局や各自治体と連絡を取り合っている。これまでの報告からは、既に知られている複数の呼吸器疾患の感染が同時期に広まったことが、入院患者の急増につながっていることが示されている」と述べ、さらにこう続けた。「我々は今後も状況を注視し、各国の保健当局と協力して対応していく」

WHOの感染症専門家であるマリア・ファンケルクホーフェは、中国が新型コロナ関連の制限措置を緩和してから本格的な冬を迎えるのは今回が初めてであり、現在の呼吸器疾患の急増は「(中国より先に制限を緩和していた)多くの国が去年や一昨年に経験した」のと似たようなものだと説明。現在の呼吸器疾患の急増は、新型コロナウイルスのパンデミックとは異なるものだと断言した。

ファンケルクホーフェは11月24日に医療サイト「STAT」のインタビューに対しても、「今回の状況は、2019年12月や2020年1月に私たちが経験した状況と同じものではない」と述べている。

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