<世界的な活躍をするアーティストを擁する音楽業界のキーマンが激白した──>

「K-POPを取り巻く指標の鈍化が明確だ。また東南アジアの一部では様々な指標がマイナス成長している」。こう語るのはBTSを世界的なアーティストに育て上げた所属事務所の代表バン・シヒョクだ。

15日韓国ソウルで開催されたK-POPビジネスについてのフォーラムに出席したバン・シヒョクは、先日米CNNの単独インタビューで語った「K-POP危機論」をはじめとした持論を紹介したほか、つい先日突然の終了を迎えたSMエンターテインメントのM&A劇の裏側についても明らかにした。KBSなど韓国メディアが報じた。

脱K-POPを目指す!?

最近米CNNインタビューの単独インタビューでバン議長は「Kポップ危機論」を語って注目を集めた。

「指標の鈍化が明確だ。さらに、東南アジアの一部では様々な指標がマイナス成長している。BTSが、メンバーらの軍入隊でグループとしての活動を止めたことが、成長率の鈍化の最も大きな理由に見える。だが、BTSがカムバックすれば明日にでも指標が上がるとは考えていない。持続的にスーパースターが現れるよう、健全な企業環境を作るための秘訣は、リスク要因を分散して、規模を拡大していくしかない」

そのための具体的な手法は、グローバル化とK-POPのポスト韓国化だという。

「BTSを通じてK-POPに入門するようにファンダム(熱狂的なファンの集団)のプラットフォームに複数の海外アーティストたちをラインナップして、それを通じてBTS以外の歌手にも関心をもつように潜在ファンダムを増やす"好循環方式"と"規模の経済"が必要だ。K-POPの"Kのアイデンティティ"(=韓国的アイデンティティ)を補充していく方式は、K-POPの成長鈍化などの危機的状況には全く役に立たない。私は"K"という単語が希釈されなければならないと思う。

海外調査でK-POPの定義を尋ねると依然として"韓国"という答えが出ている現実から脱しなければならない。K-POPが韓国ではなく、特定なジャンルに拡張されるとき、むしろ韓国の文化輸出や経済的成長も牽引できると思う」

これと関連してバン・シヒョク議長はHYBEの海外音楽市場進出を例示に挙げた。HYBEはイタカ・ホールディングス、QCメディア・ホールディングスのような米国の音楽会社を買収したほか、ユニバーサルミュージックグループ(UMG)傘下にあるゲフィン・レコードと合弁会社を設立するなど、米国音楽市場内に強力なネットワークとインフラを構築し、世界有数の音楽市場内で存在感と影響力を発揮している。

BTSの活動再開は?

とはいえ、HYBEのビジネスの中心がBTSであることは否定できない事実。そして、JIN以外のメンバーがいつ入隊するのか、そしていつBTSが活動再開できるのかということだ。この点についてバン・シヒョク議長は、メンバーの除隊後の活動再開については、2025年をターゲットにしていると語った。

「メンバー各人の入隊時期は個人情報に近い。ここで申し上げにくい。過去に何度も話していた立場通り、入隊が決定すれば公開するだろう。私たちだけでなく、メンバーも2025年くらいに活動再開できることを希望している。しかし、2025年がターゲットにされている年ではない。皆が努力するが軍隊という問題が思いどおりに解決されることがない。除隊後に復帰に向けた準備が必要だ」

SM買収合戦の背景は?