<事件に至るまでに何があったのか。男の言い分は?>

米サンフランシスコで月曜に撮影されたショッキングな映像がネット上で拡散され、国内外で物議を醸している。

その動画は、ジャクソン・スクエアのモンゴメリーストリートで撮影された。歩道に座ったホームレスの黒人女性が丸腰で「やめて」と何度も叫んでいるにもかかわらず、足を組んだ男が険しい表情でホースの水を浴びせ続けているというもの。

これを見た多くのネットユーザーが驚きと反発のコメントを添え、男の行為を非難した。

【動画】ホームレス女性にホースで水を浴びせ続ける男

地元紙サンフランシスコ・クロニクルは、強引に女性を移動させようとしている男をアートギャラリーのオーナー、コリアー・グウィンと特定。本人もこれを認め、反省の意を示しているが、「動画には起こったことの一部しか映っていない」と弁明する。

CBS系列の地元テレビ局「KPIX」のインタビューで語ったところによると、グウィンはこの女性の力になろうと何日も散らかっているのを掃除したり、戸口で寝ることを許してきた。しかし、女性は食べ物をそこらじゅうに投げたり、ゴミ箱をひっくり返すなど問題行動を繰り返し、そのことが顧客をおびえさせてしまったと述べる。

地域の他の事業主らとともに2週間で20回以上サンフランシスコ市警(SFPD)とソーシャルサービスに電話したものの、警察や市の職員が女性を強制的に移動させることはできないと言われたという。

そして月曜の朝、女性とのやりとりの間に「カッとなってしまった」というのが事の経緯だ。

ソーシャルメディア上で拡散される映像を受けてグウィンのもとには殺害予告が届き、破壊行為の標的とされている。火曜には何者かによって玄関ガラスが叩き割られた。

ニューズウィーク日本版 台湾有事の新シナリオ
2026年4月21号(4月14日発売)は「台湾有事の新シナリオ」特集。

米・イラン戦争で変わる地域紛争の「大前提」/石油危機を恐れるべき理由

※バックナンバーが読み放題となる 定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます