トランプとバイデンの対立は、ますます激しさを増している。2人は長年、政治的に対立してきたが、トランプが一連の投稿を共有したこと、そしてバイデンが9月1日に行った演説の中で「MAGA(『アメリカを再び偉大に』というトランプのスローガン)を掲げる共和党員」を非難したことで、党派間の分裂はますます深まっている。

バイデンは演説の中で、共和党の全てのメンバーが「過激なイデオロギー」を支持している訳ではないが、「今日の共和党はトランプとMAGA共和党員によって支配され、駆り立てられ、威圧されており、それがこの国の脅威となっている」と述べた。

Qアノンのある「テレグラム」チャンネル(フォロワー15万人近く)は、バイデンのこのスピ―チを受けて「彼らは政治戦争を望んでいる。私たちを分裂させようとしている」という文章を投稿し、その横に「Q」の文字を書き添えた。

3日には、Qアノンの別の「テレグラム」チャンネル(フォロワー30万人近く)が、FBIが機密文書の不適切な管理をめぐってトランプの別邸「マールアラーゴ」を捜索したのは、相手の罪をでっち上げて攻撃する「偽旗作戦」だと非難した。「ディープ・ステートは必死だ」

アプリストアから排除を求める声

トゥルース・ソーシャル上に14万4000人のフォロワーを持つあるアカウントは、「Qのメッセージが正しいとわかる日がついに訪れる」と投稿した。

「先の見通しが立たない状況の中でも、私たちは希望を捨てなかった。Qには揺るぎない証拠があり、私たちには揺るぎない信念があったからだ。私たちはまだゴールには到達していない。それでも近いうちに、数多くの勝利を祝うことになるだろう」

一方、トランプの今回の投稿を受けて、トゥルース・ソーシャルを各種アプリストアから排除すべきだと呼びかける声も上がっている。非営利団体「ワシントンの倫理と責任を求める市民(CREW)」は、次のようにツイートした。「トランプは2020年大統領選の結果を否定し続け、Qアノンの声明をリポストし、トゥルース・ソーシャル上で自分の支持者たちが政府職員を脅すのを許している」

Qアノンの陰謀論については、昨年の連邦議会議事堂襲撃に参加した暴徒のなかに信奉者が多く含まれていたことから、「暴力を煽る」として専門家が懸念を表明している。