<経済危機に伴い反政府デモが加速。政権交代が起こったが、先は見通せない>
経済危機に伴う反政府デモが加速し、7月中旬にラジャパクサ大統領が出国、辞任という事態に発展したスリランカ。7月21日に6回の首相経験があるウィクラマシンハ大統領代行が新大統領に就任した。
ウィクラマシンハは今年5月にラジャパクサから首相に任命され、大統領代行を経て20日の議会投票で正式に大統領に選出された。
ラジャパクサの任期だった2024年まで大統領を務める予定だが、先行きは不安だ。ラジャパクサの下で首相になったウィクラマシンハの就任に対して、国民からは早くも抗議デモが起きている。
とはいえ経済危機にある同国政府の最優先課題は、IMFからの金融支援を取り付けることだ。その点、ウィクラマシンハは政策立案の経験も豊富で交渉にも熟達している。
しかしたとえIMFの支援を取り付けられても、国民は不人気な大統領の緊縮政策を受け入れないだろう。次の国政選挙を迎えるまで、政情不安が収まる気配はない。
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