自民党議員が自民党支持層の思いに反して岸田を選んだこと自体はいつもの流れだが、有権者にとって、この選択に意見を表明する機会が間もなく訪れる。就任から2カ月足らずで、岸田は衆議院議員選挙を戦うことになる。

神奈川大学のコオリ・ウォレス助授は、総選挙の間もハネムーン期間は続くだろうとみる。ただし、来年夏には参議院選挙がある。岸田が中間層や中小企業への支援、収益性の高い民間部門の賃上げなどの課題を達成できるかどうか、有権者が判断する機会になるだろうと、ウォレスは言う。「岸田が成果を上げて、新型コロナ対策が必要なくなった場合に起こり得る自然な経済回復を利用できれば、長期政権も十分に可能だろう」

もっとも、かなり厳しい見通しでもある。河野と高市もそれぞれの立場で、次の対戦に備えていくに違いない。

From Foreign Policy Magazine

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