中国とロシアはいずれも他国にワクチンを寄付しているが、両国がワクチン供与で世界各国との関係強化に利用してきたとみる専門家は少なくない。

ロンドンに拠点を置く調査機関エコノミスト・インテリジェンス・ユニットのグローバル予測ディレクター、アガテ・デマレイスはNBCニュースに対して、ロシアと中国がワクチンを寄付した国のほとんどは「長年の間、ロシア、中国、西側諸国が他の国よりも多くの影響力を与えようと競い合ってきた国々だ」と語った。

ジョン・キャンベル元駐ナイジェリア米大使も同様に、ロシアと中国がアフリカ諸国にワクチンを寄付すれば「民主的な政府より独裁的な政府のほうが魅力的だと思わせる役に立つかもしれない」とNBCニュースに語った。

口では何と言おうと、これにはバイデンも対抗せざるを得ない。

【関連記事】
ニューズウィーク日本版 台湾有事の新シナリオ
2026年4月21号(4月14日発売)は「台湾有事の新シナリオ」特集。

米・イラン戦争で変わる地域紛争の「大前提」/石油危機を恐れるべき理由

※バックナンバーが読み放題となる 定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます