エクアドルは24日、23日に同時多発的に複数の刑務所で発生した犯罪組織間の抗争による死者数を、79人に引き上げた。このうち1カ所で発見された18人は手足を切断されており、同国史上最も凄惨な刑務所抗争の1つとなった。手製の武器を使用した暴力抗争が発生したグアヤキル、クエンカ、ラタクンガの収容施設には、国家警察と軍が展開されている。

当局は最初の抗争を制圧したとしているが、国家警察のトップはこの日の夜ツイッターで、グアヤキルの刑務所で新たな抗争が起きていると投稿。警察は「必要かつ合理的な武力」を伴って再度介入する用意を整えていると述べた。

抗争は昨年12月、刑務所内で最強の勢力を持つ組織のリーダーが釈放後にショッピングモールで殺害された事件を受けて、刑務所内での主導権を巡って発生。一部はグアヤキルとクエンカの刑務所内で最も厳戒な警備が敷かれている区域で発生した。

刑務当局によると、死者はすべて受刑者で、報告数は当初の50人から62人、79人と引き上げられた。このほか、当局のデータでは受刑者と警官ら数十人が負傷している。

[ロイター]
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