コロナ禍が拍車

英国は、コロナ禍の打撃も主要国中で最大だ。今年第2・四半期には過去300年で最悪の景気後退を経験した。

このため政府は借金を平時としては過去最高に増やさざるを得なかった。

英実体経済への外国直接投資(FDI)が減っていることも、景気回復の足かせとなる。コンサルタント会社EYの推計では、コロナ禍を主因として今年のFDIプロジェクトは昨年を30―45%下回る見通しだ。

キルター・インベスターズのヒネシュ・パテル氏は、通商合意を機に、待機していた外国投資が解き放たれる可能性があると話す。

一方、モルガン・スタンレーのアンドルー・シーツ氏は、短期的には安堵感から資産価格が上昇すると予想した上で、「経済が抱える根本的な課題は解決しない。英国経済の大半を占めるサービス業にマイナスのショックが及ぶだろう」と述べた。

(Tommy Wilkes記者)

[ロイター]
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