<討論会でトランプが「下がって待機せよ」と発言したグループの創設者、ギャビン・マッキネスの暴力をあおる言動があらためて注目の的に>

米大統領選の第1回テレビ討論会で、ドナルド・トランプ大統領が「下がって待機せよ」と発言したことで、極右グループ「プラウド・ボーイズ」が注目されている。グループ創設者ギャビン・マッキネスが暴力行為をあおる動画が、注意喚起のためにネット上で共有されている。

マッキネスは2016年に「プラウド・ボーイズ」を設立したが、2018年に自分のスピーチをきっかけにグループと反ファシストの抗議グループ(antifa)の間で衝突が起こったことを受けて、グループを脱退した。

反ヘイト団体の南部貧困法センター(SPLC)によると、マッキネスは自分の支持者に対して、暴力は「問題を解決する非常に効果的な方法だ」と語ったという。

今回ネットで広がっているのは、数年前にソーシャルメディアで出回った動画を編集したもので、さらにマッキネスが自分のポッドキャストや公共の場で積極的に暴力を助長し、煽動している場面が加えられている。


(ツイッターで投稿、共有された動画)

この中でマッキネスは、グループのメンバーは「お前たちを殺す。簡単に言うとそれがプラウド・ボーイズだ」と自慢げに語っている。さらにあからさまに暴力行為を要求し、「暴力は全てを解決する」と述べている。

また2018年にニューヨークで発生した乱闘について、「トランプ支持者はもっと暴力に訴えるべきだ。(反対する連中を)締め上げろ。首を締め上げるんだ」と語っている。

さらに自分のポッドキャスト番組で、リスナーに対して銃を取り「(誰かの)頭をぶっ飛ばす準備をしろ」とも呼び掛けている。しかし、どのような文脈でこの発言をしたかは、はっきりしない。

グループはトランプ発言を歓迎

今回投稿された動画では冒頭で、有名ポッドキャスト司会者ジョー・ローガンがマッキネスを「通常は愉快な」人物だと紹介している。マッキネスは、ネットメディア「Vice Media」の共同創設者でもあり、過去にローガンの人気ポッドキャスト番組に出演していた。

ローガンは昨年、マッキネスと距離を置き、プラウド・ボーイズが街頭での暴力行為を開始して以降はマッキネスとは話しておらず、暴力をけしかけるマッキネスは「いかれている」と非難している。

トランプは「知らない」と否定
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