何年かして、アクサミットは有名コーチのユーリー・ゲルマンの指導を受けるようになった。その後ペンシルベニア州立大学に進学、運動生理学を学んだ。

リオ五輪のあと、アクサミットは銅メダルという実績をてこにスポンサー契約や広告契約を結ぼうとしたが、うまく行かなかった。モデルのアルバイトをしたり、2つのフェンシング教室を掛け持ちして講師をしていた時期もある。

東京五輪への出場権を手にしようと思ったら、アクサミットは今年、アメリカ国内の4大会に出場しなければならない。それぞれ参加料が150ドルかかるほか、航空運賃やホテル代が必要になる。

また、欧州で開催される6大会にも出場しなければならない。こちらの参加料は80~100ユーロだ。

だが幸い、クラウドファンディングで集まった資金は2万4000ドルに達し、当初の目標を300ドル上回った。あとは東京五輪へ向けて頑張るだけだ。

(翻訳:村井裕美)

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