また、冒頭で取り上げた「波邇夜須毘古神」は「はにやすびこのかみ」と読み、「波邇夜須毘売神(はにやすびめのかみ)」と男女一対の神様で、なんと、伊邪那美命が瀕死の状態のときにした糞から生まれたそうだ。農耕に欠かせない埴輪と陶芸の神様で、金運・商売を司るとされている。


全ての存在に神が宿っていると考えてきた日本には、「八百万(やおよろず)」の神様がいる。そして、「名は体を表す」と言われるように、名前にはもともと特別な意味がある。地元の神社に祀られている神様にも、名前に隠された知られざる秘密があるかもしれない。
著者である山口謠司氏は中国文献学者で、日本語に関する数多くの著作を持つ。本書では山口氏の解説によって、それぞれの漢字の意味や成り立ちを知ることもできる。神様たちをより身近に感じるとともに、日本語の奥深さにも触れることができるだろう。
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