Mike Spector
[ニューヨーク 2日 ロイター] - 米共和党のバーニー・モレノ上院議員(オハイオ州選出)は2日、元娘婿である同州選出のミラー下院議員(共和党)の虐待疑惑について言及し、ミラー氏は元妻にとって「危険な存在」であり、議員を務めるべきではないと述べた。
モレノ氏の娘エミリー氏は昨年までミラー氏と結婚していた。
モレノ氏は、ミラー氏について「今、真実を語る」ことが家族に対する義務だとし、交流サイト(SNS)への投稿で、この2年間は家族にとって「まさに地獄」だったと表明。「私の娘にとって危険な存在であり、彼が孫娘の親権を握っている間、私は片時も気が休まらない」と記した。
さらに、「公職に就くために求められる基本的な人格基準があるとするなら、マックス・ミラーはそれを満たしていない。彼は下院議員を務めるべきではない」と述べた。「マックス・ミラーは、これまで繰り返してきた明らかな虐待のパターンを断ち切るために、専門家の助けを求める必要があると思う。そうするまでは、他人を危険にさらし続けることを許されるべきではない」とした。
ミラー氏は疑惑を否定している。同氏の広報担当者はコメント要請に直ちに応じなかったが、ミラー氏本人が2日、自身のSNSに動画を投稿し、元妻の主張に反論した上で、下院議員選への出馬を継続する意向を表明した。
モレノ氏はこれまでミラー氏の虐待疑惑について明言を避けてきたが、姿勢を大きく転換させた形だ。
エミリー氏はミラー氏に熱湯をかけられ、やけどを負ったほか、自身と幼い娘が身体的虐待を受けたと主張している。
ミラー氏とモレノ氏はいずれもトランプ大統領との密接な関係によって政治的地位を築いてきた。ミラー氏に対する疑惑は、これまで共和党の安定議席とされていた選挙区を、11月の中間選挙で民主党にとって奪取可能なものに変える恐れがある。
トランプ氏は2日夜、大統領専用機内で記者団に対し、疑惑について同日午後に知ったばかりだとし、「今のところ、あくまで疑惑にすぎない。注視していく」と述べた。