[アギオスコンスタンティノス(ギリシャ) 2日 ロイター] - ギリシャで2日、アテネ北西部の大規模な山火事の消火活動にあたっていたヘリコプター2機が空中で衝突し、2人が死亡した。

消防当局は、一方のヘリに乗っていたギリシャ人1人とデンマーク人1人が死亡し、もう一方のヘリに乗っていたギリシャ人1人と英国人1人は無事だと説明。衝突原因について調査が開始されたと述べた。

欧州では今夏、記録的な熱波と少雨が続いた後、山火事が猛威を振るっている。フランスやスペインの破壊的な火災は週末にかけてやや沈静化の兆しを見せたが、比較的落ち着いていたギリシャでは再び複数の山火事が発生している。

ギリシャ消防当局は声明で、2機のヘリがアッティカ地方プサタ地区で衝突したと明らかにした。

「フォーキャスト・ウェザー・ギリシャ」のフェイスブックページに投稿された映像には、低空を飛行する2機のヘリが交差するように接近し、下方のヘリのメインローターが上方のヘリの機体底部に接触した後、下方のヘリが炎に包まれて墜落する様子が映っているように見える。もう1機は水を投下した後、その場を離れた。ロイターは映像の真偽を確認できていない。

eカセメリニのウェブサイトによると、ギリシャ中部ボイオティア地方で発生しアッティカ地方に延焼した火災は、風力タービンで発電した電力を主要送電網に送る民間送電網の導体から出た火花が原因とみられる。ギリシャ人2人が過失の疑いで逮捕され、もう1人の容疑者が逃走中という。

アテネの北西60キロのコリンティアコス湾のポルトゲルメノ周辺で火災をあおっていた強風はおさまったが、炎は南側の山を越えてベニザの集落と軍の射撃場に達し、不発弾に引火した。

緊急対応部隊は、人口約3万人の沿岸都市メガラへの延焼を食い止めることに全力を注いだ。

ミツォタキス首相は「自然の力と気象条件の激しさが、あらゆる人間の計画や対応能力を超える瞬間がある」と述べた。

ギリシャ当局は、メガラ近郊の工業団地を含むアッティカ西部の複数の集落に避難の緊急警報を発令した。

夜間には、イオニア海に浮かぶ観光地ケファロニア島でも南部で発生した火災を受け、複数の集落から住民が避難した。

フランスでは、南西部バール県の火災が風向きの変化で進路を変え、接近困難な森林地帯に拡大したとBFMテレビが報じた。

同テレビによると、南部の歴史都市カルカソンヌ近くの高速道路沿いでも、車両炎上が原因とみられる新たな火災が発生した。当局は高速道路を閉鎖した。

スペイン中部では、この1週間で数万ヘクタールを焼いた山火事がおおむね鎮圧されたが、一部地域では再燃への対応が続いている。

他の欧州諸国も干ばつや、ライン川やドナウ川をはじめとする主要河川の水位低下に苦しんでいる。ドナウ川はハンガリー、セルビア、ルーマニアで観測史上最低の水位を記録した。

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