Sabrina Valle Michael Erman

[2日 ロイター] - 英製薬大手アストラゼネカが米同業ブリストル・マイヤーズ・スクイブ(BMS)との合併に向けた予備協議を行ったと、関係者が明らかにした。合併が実現すれば、時価総額が4000億ドル近くに達する世界最大級の製薬グループが誕生することになる。

ロイターは協議が現在も継続中かどうかは確認できていない。

関係者によると、合併の実現には規制上のリスクが伴う。トランプ米政権の反トラスト法(独占禁止法)当局が案件についてどう判断するかを巡り懸念があるためだ。トランプ氏は製薬業界の国内投資と国内生産拡大に注力してきた。

アストラゼネカは昨年、ロンドンでの上場を維持しつつ、より高いバリュエーションが期待できる米国市場への直接上場計画を発表していたが、今回の合併が実現すれば、英国を本拠とする企業が事実上、米製薬大手を買収する形となる。

アストラゼネカはコメントを控えた。BMSはロイターのコメント要請に直ちに応じなかった。

アストラゼネカの株価は、パスカル・ソリオ最高経営責任者(CEO)の14年の在任期間中に4倍以上に上昇し、FTSE100種指数や英国の主要ライバル企業グラクソ・スミスクライン(GSK)を上回るパフォーマンスを示している。

先週発表した第2・四半期決算では、がん治療薬や希少疾患治療薬の旺盛な需要が引き続き成長をけん引していることが示された。

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