2012年以降、父親から権力の座を引き継いだ金正恩体制下で、北朝鮮のファッションは少し活気づいたといわれる。国際的な経済制裁に邪魔されて輸入が思うようにいかないなかでも、金はもっと高級な衣類の輸入を試みている。金の妻は国民が憧れるファッションリーダー的存在だ。

それでも、厳重に管理された北朝鮮の社会では、これまで服装に関する規則はけっこう厳しかった。北朝鮮から亡命したソン・ウンビュルは以前ガーディアン紙に、服装規定を無視すると罰を受ける可能性はある、と語ったことがある。ただし今は、それほど厳しく適用されなくなったと彼女は言う。

「ゆったりしたものなら、女性がズボンをはくこともできるようになった。平壌中心部に行くときは伝統的な服をならなかったけど」

(翻訳:栗原紀子)

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