アメリカのビザ拒否がイランのW杯代表団に打撃を与える
FIFAはこれまで一貫して、大会は予定通り進むと主張してきた。
FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長は今年初め、「もちろんイランはW杯に参加する」と述べた。「その理由は極めて単純だ。われわれは結束しなければならないからだ」
ただ、実際に誰がアメリカに入国できるのかをめぐる争いは、戦争と並行して数カ月にわたり続いてきた。
イランは、12月5日にワシントンDCで行われたW杯抽選会をボイコットした。アメリカが代表団に対して4件のビザしか発給せず、イラン・サッカー連盟のメフディ・タジ会長へのビザを拒否したためだ。同連盟のアミル・マフディ・アラヴィ報道官は、当局者らが「スポーツ上の配慮を超えたビザ上の障害」に直面したと述べた。
イラン代表の選手たちは6月12日になって、ようやくアメリカビザを取得した。ビザはトルコでの合宿中にアンカラにあるアメリカ大使館で申請していたという。
トム・バラック駐トルコ・アメリカ大使はXでビザが承認されたことを確認し、「W杯へ向かうイラン代表チームのためにビザを処理した」と大使館職員の働きを称賛した。
一方、サポートスタッフの中にはビザを得られなかった者も多い。イラン・サッカー連盟は、アメリカが「主要な管理および事務担当者」へのビザを拒否したと述べ、イラン国営テレビは、14人の裏方スタッフと当局者がビザを得られなかったと指摘。その中にはタジの他、連盟のヘダヤト・モンベイニ事務総長とメフディ・モハンマド・ナビ副会長が含まれていたと報じた。
連盟はこの決定について「スポーツへの政治介入の最悪の形態だ」と述べ、アメリカの「執念深い行為」を非難した。