Alistair Smout
[ロンドン 3日 ロイター] - カイル英ビジネス貿易相は3日、英国の長期的な将来が欧州とともにあるとしても、欧州連合(EU)への再加盟が英国の諸問題を「魔法のように解決する」わけではないという見解を示した。
年次の貿易関連夕食会での講演原稿の抜粋によると、カイル氏は「私は依然として、英国の未来は欧州とともにあると信じている。しかし、われわれが現在置かれている状況を正直に認めなければならないとも考えている」と述べた。
同氏は、2016年のEU離脱を問う国民投票の際に、離脱派の一部が離脱で英国の問題が解決すると示唆したことに不満を表明。その上で、「同様に、明日にも再加盟したところで、それらが魔法のように解決するわけでもない」と指摘した。
「私が懸念しているのは、再加盟すればわれわれの経済的課題の全てや、さらに多くの問題が解決できると示唆することで、一部の人々が(離脱論者と)同等かつ正反対の過ちを犯そうとしていることだ」と語った。
先月スターマー政権を離れ、今後の党首選に出馬するとみられるストリーティング前保健相は、将来のEU再加盟を支持すると表明している。一方、スターマー氏の後継最有力候補とされるグレーター・マンチェスターのアンディ・バーナム市長は、EUへの再加盟を提案するつもりはないと述べている。