Aditi Shah

[ニューデリー 3日 ロイター] - インド自動車大手タタ・モーターズは、高級車ブランド「アビニャ」の電気自動車(EV)を現地生産するため、中国同業の奇瑞汽車(チェリー)の自動車製造プラットフォームを採用する。タタ傘下の英高級車メーカー、ジャガー・ランドローバー(JLR)との当初の共同開発計画が棚上げとなった後、中国技術への依存度が高まっている実態が浮き彫りになった。

タタは長らく遅れていた計画を軌道に戻し、首位維持を目指して奇瑞のプラットフォームを利用したアビニャのEVを発売する。この方針はロイターが最初に報じていた。

タタはロイターに、中国で奇瑞とJLRの合弁事業が生産する「フリーランダー」プラットフォームを活用し、インド南部タミルナド州の新工場で車両を製造する方針を明らかにした。

事情に詳しい関係者2人によると、奇瑞のプラットフォームを採用したアビニャ初のEVは2027年に発売される予定。当初は中国から部品一式を輸送してインドで組み立てるが、現地調達部品の確保に向けた取り組みも既に始まっている。29年には2車種目のEVを投入し、その後さらに2車種を展開する計画だ。

中国の自動車メーカーはインド市場からほぼ締め出されているが、インドの現地メーカーが世界のEV競争で競争力を維持するためには中国の技術への依存が避けられない状況になりつつある。

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