Daniel Wiessner

[1日 ロイター] - 米連邦控訴裁判所(高裁)は1日、トランプ政権がトランスジェンダーの新規入隊を当面禁止することを認める一方、訴訟が継続している間、現役トランスジェンダー兵士の排除を差し止める判断を下した。

コロンビア特別区連邦高裁の合議体は2対1で、2025年のトランスジェンダー兵士排除方針は「政治的に不人気な集団を傷つけたいという単なる願望」によって違法に動機づけられたものだと指摘した。

その上で、国防総省には入隊基準を定める広範な権限があるとして、トランスジェンダーの現役兵と入隊希望者が起こした訴訟の結果が出るまで、トランスジェンダーの新規入隊禁止を継続できるとした。

民主党のオバマ元大統領が任命したロバート・ウィルキンス判事は「軍人としてのキャリアを終わらせることは、その開始を遅らせることよりもはるかに大きな苦難のように思われる」と述べた。

一方、トランプ大統領が任命したジャスティン・ウォーカー判事は反対意見の中で、裁判所には「軍が原告らを組織から排除できるかどうかを判断する専門知識も権限もない」と述べた。

ヘグセス国防長官は最高裁に上訴する意向を示し、高裁の判断に関するFOXニュース記者のXへの投稿に応じる形で、「最高裁で会おう」と書き込んだ。

トランプ氏は25年1月、トランスジェンダー兵士を軍から排除する大統領令に署名。ヘグセス氏はその後まもなくトランプ氏の命令を実施し、法廷闘争に発展した。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。