[ドバイ 1日 ロイター] - イラン外務省のバガイ報道官は1日、米国とイランの対立を終結させるための取り組みが停滞している原因は、信頼の欠如、米国側の矛盾した立場、イスラエルによる攻撃の継続にあると非難した。
「交渉は深刻な疑念と不信の中で始まり、メッセージのやり取りもこうした雰囲気の中で行われている」とし、両国はまだ最終的な結論には達していないと述べた。
「相手国は絶えず見解を変え、新たな、あるいは矛盾した要求を突き付けてくる」と指摘し「こうした状況が交渉を長引かせるのは当然だ」と語った。
矛盾したメッセージが米国の交渉戦術の一部であるならイランには効果がなく、一方でそれが米政権内の混乱を反映しているのであれば、米国はできるだけ速やかに明確かつ確定的な立場を確立すべきだと述べた。
バガイ氏は、イラン政府がレバノンを含めた地域におけるイスラエルの行動を米国の行動と不可分なものとみなしていると述べ、地域の紛争を終結させるいかなる合意も、レバノンでの停戦の履行を含まなければならないと主張した。
核問題の詳細についてはまだ交渉が行われていないとし、イランは凍結された資産の解除という核心的要求を追求していると述べた。
また米国が停戦合意に違反してイラン南部を攻撃していると非難し、こうした行為は不信を深め、イランに自衛権の原則に基づく報復的な防衛措置をとる権利を与えるものだと述べた。
地域の国々に対し、「過去から学び、米国とイスラエルに自国の能力をイランに対して利用させてはならない」と警告した。