[プラハ 31日 ロイター] - 中国は31日、チェコのミロシュ・ビストルチル上院議長が今週台湾を訪問していることについて、訪問はチェコ政府の立場を無視し、内政干渉に当たると非難した。
野党の中道右派、市民民主党(ODS)に所属するビストルチル議長は、経済界の代表団を率いて台湾を訪問。頼清徳総統や政府高官、企業と会談する予定で、中国が反発を強めている。
在プラハ中国大使館はウェブサイトで「中国側はチェコ側に対し、『一つの中国』の原則を厳格に順守し、今回の誤った行為がもたらす悪影響を排除するための効果的な措置を直ちに講じ、具体的な行動を通じて中国とチェコの関係発展の全体的な枠組みを守るよう求める」と表明した。
チェコは大半の国と同様、台湾を正式に承認していないが、近年は半導体産業の担い手である台湾と関係を深めており、台湾からの投資も拡大している。林佳竜外交部長(外相)は5月にプラハを訪れ、フォーラムで演説していた。
ポピュリスト政党ANOを率いるバビシュ首相は今回の訪問を批判しており、政府はビストルチル議長の渡航に政府専用機を提供しなかった。