Jihoon Lee

[ソウル 1日 ロイター] - 韓国産業通商資源省が1日発表した5月の輸出は前年同月比53.2%増と、市場予想を上回り、過去40年余りで最も高い伸びを示した。世界的な人工知能(AI)投資ブームで半導体の販売が好調だった。

5月の輸出額は877億5000万ドルで過去最高となった。ロイターがまとめた市場予想の中央値は48.4%増だった。

前年同月比での輸出の増加は12カ月連続で、伸び率としては1984年1月以来最大となった。

メリッツ証券(ソウル)のエコノミスト、スティーブン・リー氏は、輸出の伸びについて「まさに前例のないペースだ」とし、第3・四半期にはさらに勢いが強まり、通年の伸びは約50%になると予想。総合株価指数KOSPIの上昇を正当化し、今年の経済成長への期待も高めると述べ、通年の成長率は2.6%を上回るとの見方を示した。KOSPIは午前の取引で2%超上昇し、過去最高値を更新した。

韓国銀行(中央銀行)は先週、第1・四半期の成長率が過去約6年で最も高い伸びを示したことを受け、今年の成長率見通しを従来の2.0%から2.6%に上方修正していた。

<製造業活動が拡大、半導体輸出は過去最高>

一方、1日発表された別の調査によると、5月の韓国製造業活動は5年余りで最も速いペースで拡大した。中東紛争の影響に備えたメーカーの在庫積み増しが背景。

米国のテクノロジー企業による投資拡大を背景にメモリー半導体の価格上昇が続く中、5月の半導体輸出は169.4%増の371億6000万ドルと、月間で過去最高を更新した。

AIサーバーの需要を受け、コンピューターの販売も290.7%急増。石油製品も原油価格の高騰で、46.6%増加した。一方、自動車の輸出は中東での供給混乱や米国の関税措置の影響から5.9%減少した。

輸出先別では米国向けが59.1%増、中国向けが80.9%増となった。一方、中東向けは7.7%減少した。

5月の輸入は20.8%増の608億ドル。エコノミストの予想中央値(21.5%増)を下回ったものの、2022年8月以来の高い伸びとなった。

貿易収支は269億5000万ドルの黒字で、黒字額は前月の237億5000万ドルを上回り、過去最高を記録した。

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