Kentaro Sugiyama

[東京 27日 ロイター] - 日銀が27日に公表した4月の企業向けサービス価格指数は前年比3.0%上昇となった。中東情勢の不安定化の影響で「外航貨物輸送」が伸び率を一段と拡大したが、「諸サービス」を中心に値上げ改定の動きが前年と比べて小幅にとどまったことから、全体の価格上昇ペースは前月から鈍化した。前月比は0.5%上昇だった。

「外航貨物輸送」は前年比59.1%上昇と、伸び率が前月(44.6%)から拡大した。「外航タンカー」は、ホルムズ海峡の航行中に攻撃を受ける可能性をリスクプレミアムとして荷主に請求する動きが出たという。外航タンカー以外の外航貨物輸送も、中東情勢の影響で燃料油価格が上昇したことが影響した。

「諸サービス」は前年比2.6%上昇と、伸び率が前月の3.4%から鈍化した。「建物サービス」やプラントエンジニアリングなどの技術サービス、「宿泊サービス」や「機械修理」、「警備」などの伸びがそれぞれ縮小した。

調査対象146品目のうち、上昇は116品目、下落は10品目だった。

日銀の担当者は、中東情勢緊迫の影響を含めた海運市況や国際商品市況の動向、各種コストの上昇分を価格転嫁する動きの持続性、インバウンドの増勢を受けて力強い伸びを示してきた各種サービスの先行きなどを引き続き注視していくとした。

生産額に占める人件費投入比率の違いで分類した指数では「高人件費率サービス」が前年比2.5%上昇と、伸び率は前月から0.4%ポイント低下した。「低人件費率サービス」は同3.5%上昇で、伸び率は前月から横ばいだった。

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