[東京 25日 ロイター] - エーザイは25日、2026年度から28年度を対象とする3カ年計画を発表し、アルツハイマー病治療薬「レケンビ」(一般名:レカネマブ)の成長を軸に、最終年度の連結売上収益1兆円、コア営業利益900億円を目標として掲げた。25年度実績は売上収益8254億円、コア営業利益501億円だった。
主力3製品(レケンビ、不眠症治療剤「デエビゴ」、抗がん剤「レンビマ」)のオーガニック成長が計画の柱となる。レケンビは処方医師の拡大に伴い、28年度に3000億円規模の売り上げ(25年度実績は880億円)を見込む。デエビゴは1000億円規模(同643億円)を目指し、レンビマは米国でのインフレ抑制法による値下げの影響などを踏まえ売り上げシェアが減少する見通しだが、2500億円規模(同3425億円)は堅持する方針。
資本効率指標として、負債も含めた投下資本全体に対する本業の実力収益(税引後コア営業利益)の効率を測る「調整ROIC(投下資本利益率)」を新たに導入し、中長期的に8─10%を目標とする。具体的には、25年度実績の6.8%に対し。28年度で9.0%を目標とした。
新ファイナンス方針では、18年ぶりとなる国内普通社債の発行登録を実施、28年4月までに3000億円発行する予定。26年度からの3年間で1兆円レベルの成長投資を行う。
同社は昨年9月、米バイオジェンと共同開発した「レカネマブ」について、米食品医薬品局(FDA)から皮下注射剤の承認を取得したと発表。患者負担の軽減と治療へのアクセス拡大が期待されている。