[シンガポール 25日 ロイター] - シンガポール金融管理局(MAS、中央銀行)のチア・ダージウン長官は25日、富裕層が銀行口座を開設するのに要する時間を短縮するため、国内のプライベートバンキング業界団体と協力していると明らかにした。
同氏によると、MASは同日、口座開設手続きの所要時間を短縮するため、顧客の資産の出所を「リスクに応じた」方法で確認するよう金融機関に促す指針を出した。
MASはウェルスマネジメント業界に厳格なマネーロンダリング(資金洗浄)対策を導入しており、銀行は口座開設申請者に対して徹底的なデューデリジェンス(適正評価)を行うことが義務付けられている。
チア氏によると、今回の指針により、口座開設に必要な所要時間(中央値)は1カ月以内に短縮される見込みだ。現在は6週間か、複雑なケースではそれ以上かかっているという。
同氏はUBSのイベントで「金融機関は不必要で過剰な手順を回避し、より的を絞った対応が可能になる」と述べた。