Bhanvi Satija Kunal Das
[22日 ロイター] - 欧州医薬品庁(EMA)は22日、デンマーク製薬大手ノボノルディスクが開発した経口肥満症治療薬「ウゴービ」の承認を推奨したと発表した。これにより、競合する米イーライリリーに先駆けて、欧州初の経口減量薬となる道が開かれた。
ノボノルディスクとイーライリリーは急成長する肥満薬市場でのシェア拡大を目指し、経口薬の開発・投入競争を激化させている。ノボノルディスクは米食品医薬品局(FDA)の承認を経て、今年初めに同経口薬を米国で先行発売した。イーライリリーの経口減量薬「ファウンダヨ」は米国で4月に発売され、欧州では現在、EMAが審査を進めている。
ノボノルディスクの錠剤は、同社の主力製品である注射剤の「ウゴービ」や糖尿病薬「オゼンピック」と同じ有効成分であるセマグルチドを含有する。
EMAは錠剤の方が一部の患者には利便性が高まる可能性を示唆した。英インペリアル・カレッジ・ロンドンのトリシア・タン代謝医学・内分泌学教授は、ファウンダヨとは異なり、ウゴービの経口薬は空腹時に他の薬と併用せずに服用する必要があると説明。ただ、患者に指導さえすれば大きな障壁にはならないとする一方、毎日服用することを忘れがちになる可能性を指摘した。