Ritsuko Shimizu
[東京 25日 ロイター] - 日本式コンビニエンスストアの生みの親と言えるセブン&アイ・ホールディングス名誉顧問の鈴木敏文氏が18日、心不全のため死去した。93歳だった。同社が25日に明らかにした。喪主は長男の鈴木隆文氏。
1963年にイトーヨーカ堂に入社した鈴木氏は、73年にセブン―イレブンを展開する米サウスランド社とライセンス契約を結び、コンビニを日本に輸入。74年に東京都江東区にセブンーイレブン1号店を出店、日本のコンビニの歴史をスタートさせた。今ではコンビニにあって当たり前の「おにぎり」の販売を提案した際、「おにぎりは家で作るもの」として猛反対にあったものの、大成功に導いたほか、ある地域に集中して出店するドミナント戦略やPOS(販売時点情報管理)データの活用、銀行設立など、これまでの流通業とは異なる「コンビニ」という業態を発展させていった。
セブン&アイHDの伊藤順朗会長は「鈴木名誉顧問の半世紀を超える挑戦と革新の取り組みは、グループの発展と成長の基礎となっている」とコメント。セブン―イレブンにおいて「新たな商品・サービス等の創造に挑戦し続けた真摯な姿勢は、グループの大切な源泉となっている」とした。