[台北 21日 ロイター] - 台湾の中央銀行は、台湾積体電路製造(TSMC)などの企業から米ドル建ての配当を受け取る外国人投資家に対し、受け取り通貨の選択を固定し、頻繁に変更しないよう求める計画だ。事情に詳しい3人の関係者の話では、当局は現在、変更を年1回のみに制限する方向で検討している。

台湾の金融監督管理委員会(FSC)が4月、地元の上場企業が外国人株主に対して従来の台湾ドル建てではなく、外貨建ての配当支払いを開始するのを認めたことを受けた動きだ。

関係者によると、外国のカストディアン・バンク(資産保管銀行)は、台湾株の米ドル配当支払いに関するこうした新規則導入に協力する意向を示している。

関係者の1人は、投資家による選択の変更を年1回とすることは許容できるが、頻繁に変更されるべきではないと付け加えた。

TSMCは2019年に四半期ごとの現金配当を開始しており、現在は年4回の配当を行っている。同社は電子メールを通じた声明で、関連政策の実施を歓迎するとし、当局が詳細を発表した後に可能な対応をさらに検討すると述べた。

ロイターは台湾中銀から公式な回答を得ることはできなかった。

外国のカストディアン・バンクによるシステム構築に時間を要するため、外貨による配当支払いの実際の運用開始は来年になる見通しだ。

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