Mayu Sakoda
[東京 22日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は大幅に続伸し、前営業日比1410円47銭高の6万3094円61銭だった。米半導体大手エヌビディアの決算を通過し、米株市場が底堅く推移した流れを引き継いだ。米国とイランの交渉進展への期待から金利が落ち着いたことも、投資家心理を支えた。日経平均は約1週間ぶりに6万3000円を回復した。
日経平均は229円高で寄り付いた後も底堅く推移し、6万3000円を回復した後もじりじりと上値を伸ばし、前場終盤で1483円銭高の6万3168円13銭の高値をつけた。指数寄与度の高い人工知能(AI)や半導体関連株の一角が急伸し、日経平均を押し上げた。
SBI証券の鈴木英之投資調査部長は「エヌビディアの決算を受けて、物色がメモリーや電源機器などの周辺分野にも広がっている」(SBI証券の鈴木英之投資調査部長)との見方を示した。
主力株では、ソフトバンクグループが11%超高となったほか、ファーストリテイリング、東京エレクトロンが2%超高としっかり。ファナック、TDKは5─6%超高だった。半面、東京海上ホールディングスは4%超安とさえなかった。
日米の金利上昇が一服したことも、投資家心理の安心材料となった。「金利の基調自体は上向きとみているが、足元での落ち着きは支えになる」(信託銀行ストラテジスト)という。
TOPIXは0.85%高の3886.48ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は4兆6272億4000万円だった。 東証33業種では、値下がりが保険、水産・農林、不動産など16業種、値上がりが非鉄金属、ガラス・土石製品、情報・通信など17業種だった。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが727銘柄(46%)、値下がりは800銘柄(51%)、変わらずは41銘柄(2%)だった。