Hiroko Hamada
[東京 14日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は3営業日ぶりに反落し、前営業日比618円06銭安の6万2654円05銭で取引を終えた。前日の米ハイテク株高を好感する形で朝方は買いが先行し、史上最高値を更新した。ただ、次第に利益確定売りが優勢となり、後場後半は軟調地合いが続いた。企業決算を受けた個別物色は引き続き活発だった。
日経平均は前営業日比8円安でスタートした後、プラスに転じ、一時527円高の6万3799円32銭まで上昇。11日に付けた取引時間中の最高値を更新した。指数寄与度の大きいAI(人工知能)・半導体株の一角が相場を押し上げたが、後場に入ると次第に上げ幅を縮小し、マイナス転換した。決算を受けて積極的な売り買いがみられたほか、ハイテク銘柄の一部では利益確定売りが優勢となり、相場の重しとなった。
セクター別では非鉄金属や不動産が大幅安。不動産株については「国内の金利高が重しになっているようだ」(国内証券・ストラテジスト)との指摘があった。
山和証券の調査部部長・志田憲太郎氏は、「米国のハイパースケーラーのAI投資が旺盛なことから、AI・半導体関連企業の業績は堅調な推移が続くとみる投資家は多いだろう。ただ、短期的に買われた過熱感もあり、目先は売り買いが交錯するのではないか」と話している。日経平均は下値は堅いものの、一段と上値を追う展開にはなりにくいという。
TOPIXは1.03%安の3879.27ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比1%安の2000.51ポイントだった。プライム市場の売買代金は12兆0376億5300万円だった。東証33業種では、水産・農林、パルプ・紙、ゴム製品など11業種が値上がり。非鉄金属、不動産、建設など22業種が値下がりした。
個別では、後場に決算を発表したフジクラがストップ安。2027年3月期通期の連結純利益が前年比0.7%減の1560億円になるとの見通しを公表し、市場予想を下回ったことが嫌気された。
その他、決算銘柄ではホンダが堅調。前日に決算を発表したソフトバンクグループは軟調だった。
指数寄与度の大きいアドバンテストはしっかり。ファナックやTDKが大幅高。主力のトヨタ自動車は堅調だった。
プライム市場の騰落数は、値上がり664銘柄(42%)に対し、値下がりが869銘柄(55%)、変わらずが38銘柄(2%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 63272.11 +529.54 62398.02 62,318.87
─63,347.91
TOPIX 3919.48 +46.58 3869.51 3,869.41─
3,926.65
プライム市場指数 2020.66 +23.44 1997.62 1,997.62─
2,024.15
スタンダード市場指数 1698.59 +9.68 1686.23 1,683.80─
1,703.95
グロース市場指数 1059.93 +9.83 1046.45 1,037.48─
1,070.94
グロース250指数 827.65 +9.01 815.72 807.53─83
7.24
東証出来高(万株) 280187 東証売買代金(億 104909.4
円) 5