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[北京 14日 ロイター] - 中国の習近平国家主席は14日、トランプ米大統領との首脳会談を踏まえ、両国関係の「新たな位置付け」を歓迎し、節度ある競争を伴う協力関係を目指す考えを示した。

中国外務省の声明によると、習氏は「建設的戦略安定関係」の構築を今後3年間とそれ以降の両国関係の指針とすることで、トランプ氏と一致したと述べた。

習氏はこうした関係について、協力を主軸としつつ節度ある競争を伴うものだとし、「相違を管理できる正常な安定」と「平和を期待できる持続的な安定」を目指すと説明した。貿易、保健、農業、観光、人的交流、法執行の各分野で両国の交流と協力を拡大するよう訴えた。

また、協力を強調する一方、台湾問題への対応で米国に「最大限の慎重さ」を求めた。「対応を誤れば、両国は衝突し、さらには紛争に陥る恐れがあり、米中関係全体を極めて危険な状況に追い込みかねない」と警告した。

会談は2時間余りで終了した。中国国営中央テレビ(CCTV)によると、両首脳は貿易と農業での協力拡大でも合意し、中東、ウクライナ、朝鮮半島情勢についても意見交換した。

トランプ氏と習氏は夕食会に出席し、15日にはお茶と昼食を共にする予定だ。

国際危機グループ(ICG)の米中関係担当上級アドバイザー、アリ・ワイン氏は、トランプ氏の前回の北京訪問時には中国側が手厚く歓待し、数十億ドル規模の米国製品を購入したが、それ以来力関係は変化したと指摘。トランプ氏が中国の地位の高まりを認識している例として、昨年10月に韓国で習氏と会談した際、超大国2カ国を指す「G2」という用語を復活させたことを挙げた。

アナリストらは、「建設的で戦略的に安定した」関係への言及は、中国が米国との多面的な関係を管理するため、外交上の枠組みづくりを進めていることを示すと指摘する。

コンサルタント会社トリビウム・チャイナの地政学アナリスト、ジョー・マズール氏は「これは新しい言い回しで、競争と協力の双方を含む米中関係に、より制度的な安全装置を設けたいという中国の意向を反映していると思う」と語った。

復旦大学の国際関係専門家、趙明昊氏は、イラン紛争や最近の中国企業に対する米国の制裁などを巡る摩擦は引き続き「米中の力学を複雑にしており」、新たな枠組みの持続性が試される可能性があると述べた。

習氏は年内に米国への返礼訪問を予定しており、実現すればトランプ政権2期目で初の訪米となる。

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