Mayu Sakoda
[東京 14日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は続伸し、前営業日比176円76銭高の6万3448円87銭だった。取引時間中の史上最高値を更新した。米国市場でのハイテク株高を受けて、日経平均の指数寄与度の高い半導体関連株の一角が押し上げた。好決算を手掛かりとした物色も広がった。
日経平均は8円安と反落して寄り付いたが、その後プラス圏に転換し、取引時間中の史上最高値を更新。一時、527円21銭高の6万3799円32銭まで上昇した。前日の米株市場でS&P総合500種とナスダック総合指数が最高値を更新した流れに加え、時間外取引での米株先物も底堅く推移したことが投資家心理の支えとなった。
買い一巡後は上げ幅を縮小し、200円ほど高い6万3400円台でのもみ合いとなった。市場では、過熱感への警戒や米中首脳会談を控えた様子見姿勢が上値を抑えたとの見方があった。
マリン・ストラテジーズの香川睦シニアマーケットアナリストは、4月の米卸売物価指数(PPI)などの物価指標では、インフレ率が市場予想を上回っており、中東情勢を発端とした原油高の影響が実体経済にも表れ始めていると指摘、「これまで日本株は米株につれ高する形で高値を更新しているものの、今後は米国株の上値が重くなる可能性がある」との見方を示した。
主力株では、アドバンテストが3%超高、東京エレクトロンが1%超高、キオクシアホールディングスが4%超高となった。ファナックは9%超、TDKは5%超それぞれ上昇した。
半面、ファーストリテイリングは1%超安、ソニーグループが5%超安となった。
TOPIXは0.43%安の3902.61ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は6兆0725億0200万円だった。東証33業種では、値下がりが不動産、その他製品、建設、その他金融など19業種、値上がりがガラス・土石製品、電気機器、パルプ・紙など14業種だった。
決算銘柄では東海カーボンが15%超高、SCREENホールディングスが10%超高。日産自動車は一時4%超上昇した後、0.66%高で前場の取引を終えた。
ソフトバンクグループは3%超安となった。三菱マテリアル、大日本印刷は10─11%超安だった。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが567銘柄(36%)、値下がりは957銘柄(61%)、変わらずは40銘柄(2%)だった。